包装・物流用語集
「エアー緩衝材」
読み方:えあーかんしょうざい
エアー緩衝材は空気が入った緩衝材の総称で、輸送時の隙間埋めやシート状のものを製品に巻きつけたりと衝撃吸収を目的に幅広く使用されています。
一般的なエアー緩衝材の形状としては枕のような形状のピロー型やビニールシートの小さな凹凸に空気を詰めた、いわゆる「プチプチ」型などもあります。ちなみに「プチプチ」は川上産業という製造メーカーが商標登録をしており、正式名称も「プチプチ」とのことです。
主原料はプラスチックですが、他の緩衝材同様、バイオマス原料を使用した環境に配慮した製品も出ています。
ピロー型に限りますが、エアー緩衝材の大きな特徴が、使う人が空気を充填することも可能であるという点です。緩衝材一般の課題として、保管スペースを取るということありますが、エアー緩衝材であれば、保管時はビニールの状態で保管し、使用する時に都度緩衝材を用意するということもできます。
エアー緩衝材は値段も安く、扱い易い緩衝材ではありますが、製品の重量や形状によってはビニールが破れやすく、一度破れてしまえば緩衝性能が失われてしまうため、基本的には使い捨てを前提とした緩衝材だと考えてよいでしょう。
緩衝材は製品によっては一長一短あり、製品や目的に応じて使い分ける必要があります。現在お使いの緩衝材梱包材にお困りの点があれば、お気軽お問い合わせください。