包装・物流用語集
「圧縮永久歪み」
読み方:あっしゅくえいきゅうひずみ
ゴムや発泡体の、いわゆる「へたりにくさ」を表す数値の一つで、短期的な荷重を加えたときの状態を示します。試験方法はざっくり説明すると上の図の通り。四角くカットした発泡体を、万力のような構造の器具で、もとの厚みの75%にまで潰した後、開放して24時間放置し、その時の厚みがもとの厚みと比べて何%減衰しているかを数値で表します。
ここで、『開放して24時間放置する』というのがポイントです。発泡体はその特性上、一度荷重を受けて潰れても、その荷重を取り除いてやると、もとの厚み近くまで復元しようとする性質があります。プレス加工などでぎゅっと押しつぶされても、1~2日ほど放置してやるといくらか厚みが回復するものがほとんどです。
圧縮永久歪みは、こうした荷重に対する発泡体の特性の一つとして、よく引合いに出される値です。