包装・物流用語集
「緩衝材梱包材違い」
読み方:かんしょうざいこんぽうざいちがい
「緩衝材」と「梱包材」は同じような意味で使用されることが多い言葉であり、ものによっては「緩衝材かつ梱包材」であるということも多々ありますが、各々まったく別のものを指すこともあります。ここでは緩衝材と梱包材の違いについてまとめていきたいと思います。
「緩衝材」とは落下や振動、衝突などの衝撃を和らげるもののことを指し、ダンボール、発泡スチロールやエアークッション(プチプチ)、養生シートなどの他に布製のマットや各種プロテクターなども広い意味で言えば「緩衝材」と言ってもいいのではないでしょうか。
一方で「梱包材」が保護するものは衝撃だけではなく、環境負荷(擦り疵、温度、温度、紫外線等)による商品価値の低下も含みますので、「梱包材」の方がカバーする範囲が広いです。また、意匠性を付与するためにも使用される包装紙やリボンや固定用資材であるテープや固定用フィルムなどのなども「梱包材」に含まれることが大きな特色です。用途から考えれば、「梱包材」の一分野が「緩衝材」と呼ぶことができると思います。
代表的な緩衝材・梱包材としては下記のようなものがあります。
・ダンボール
・発泡スチロール
・エアークッション
・クラフト紙
・ばら緩衝材
・ポリエチレンシート
・フルーツキャップ
一つ一つに一長一短の特徴があり、用途や使用量、処分方法などにより使い分ける必要があります。当社においては創業60年を超える緩衝包装設計の経験からお客様に最適なトータルパッケージングサービスを提供しておりますので、緩衝材、梱包資材の見直しの際には是非ご連絡ください。