包装・物流用語集

「ロケーション」

読み方:ろけーしょん


ロケーション(Location)は倉庫内の商品や材料を保管する場所を指す概念です。 いわば倉庫内の住所のようなものであり、どこに何があるのか​​をデータとして管理するために割り振られます。あらかじめ、それらの情報を設定しておくことで、倉庫内で商品を探すのにかかる手間を省くことができます。現在では専用の管理ソフトを用いて、倉庫内の情報をカーナビのようなロケーションマップとしてデータ変更し、商品の場所を迅速に特定することもできるようになってきています。

一般的なロケーションの配置方法としては、平置きとラックがあります。平置きは商品を床の上に直接置く保管方法であり、商品が大きい場合やパレットごとにフォークリフトなどで運ぶ場合に使用します。
ラックは商品を棚に置いて保管する方法であり、スペース効率がよいのが特徴です。
ラックでは、棚の一段ずつに位置を割り振ります。スペース効率が向上し、また倉庫内の移動距離が短いため、作業効率も向上します。さらに自動化と効率化を推し進めた例として、移動ラックや自動クレーンを設置したいわゆる自動倉庫専用のラックなどもあります。
また、ロケーションの方式には下記のようないくつかの種類があります。

*アイテムごとに固定された保管場所を決める方式=固定ロケーション
*保管場所を固定しない方式=フリーロケーション、
*固定ロケーションとフリーロケーションを融合=ダブルトランザクション

それぞれにメリット・デメリットがあり、倉庫運用の目的や保管製品によって使い分ける必要があります。