包装・物流用語集
「低温物流」
読み方:ていおんぶつりゅう
低温物流は一般にコールドチェーンと呼ばれ、生鮮食料品や医療品などの低温管理が必要な商品を対象に、生産者から消費者に渡るまで一定の温度管理を行いながら流通させる仕組みのことです。具体的な温度としては、輸送時の温度の区分けを意味する物流用語に「三温度帯」(用語集「三温度帯と四温度帯」を参照ください。)というものがありますが、その区分では「冷蔵」から「冷凍」の温度帯、菌類の活動が弱まる10℃以下での輸送を指します。近年急速な高齢化や各家族化に伴い、加工食品、調理済みの食品、冷凍食品、外食の需要が高まったことや医療技術の発展によりワクチン製剤や血液パックの輸送用途の増大により、今後重要度が増していくことが予想される物流分野です。低温物流の意義としては品質の保護の他、長期間鮮度を保持することが難しく、価格の変動が激しい商品の安定供給という側面もあります。低温物流には大きな利点がある一方で、厳格な温度管理が求められるため、通常の物流管理と別のノウハウが必要になります。当社におきましては、長年に渡る物流と包装のノウハウをフルに活かしたワンストップの低温物流支援「OIZURUコールドサポート」を提供しておりますので、低温物流を検討の際にはご参考ください。