包装・物流用語集
「シート緩衝材」
読み方:しーとかんしょうざい
シート緩衝材は柔らかく薄板状の緩衝材の総称で、くしゃくしゃと潰した状態にして隙間を埋めたり、製品を包み込むことで疵や衝撃から製品を保護するために使用されています。
シート緩衝材の原料としては古新聞、茶色のクラフト紙や、粗い手触りが特徴的なざら紙、古新聞やダンボールなどの再生紙から作られたボーガスペーパーなどの紙系。ミラマット、発泡シートなどの名称で呼ばれるポリエチレン製のシートなどのプラスチック系などがあります。
用途としてはその形状を活かし、ガラスや陶器などの割れやすいものの保護にはピッタリです。また、薄葉紙、ラッピングペーパーなどと呼ばれるカラフルで薄手の紙緩衝材は緩衝性能というよりも、その意匠性から飾りとして使用されることも多いでしょう。
逆に苦手な用途は、単価の安い古新聞やクラフト紙などは別として、発泡シートや薄葉紙などでダンボールの隙間埋めには向いていないでしょうし、紙製のものは耐水性の低いものがほとんどでありますので、冷蔵品や冷凍品を包むのには適していないです。
緩衝材は製品によっては一長一短あり、製品や目的に応じて使い分ける必要があります。現在お使いの緩衝材梱包材にお困りの点があれば、お気軽お問い合わせください。